経済活動において、いかなる経済主体も自分の意思だけですべてを思う通りに決めることはできません。個人間あるいは企業間でそれぞれの利得(利害)が衝突し対立する場合が見られます。利得をめぐり相手の行動を予測し、どのような選択が望ましいか、あるいはどのような意思決定をすべきかの戦略的行動を経済学では広くゲームといい、それを分析するのがゲーム理論です。同じ商品を生産しているA社もB社もお互いそろって値上げをすれば利益が上がるのに、「相手が値下げし顧客を奪われてしまう」という疑心暗鬼の思いから、ともに値上げできない状況が生まれます。同じ地域にある複数のスーパーマーケットの価格がほぼ同額である理由も、ゲーム理論で理解できます。国と国との交渉である自由貿易か保護貿易かの選択やオークション(せり)での駆け引き、新規参入時の価格戦略など、ゲーム理論は幅広く応用されています。ナッシュ均衡、囚人のジレンマ、トリガー戦略などゲームの理論と応用について学びます。
ゲーム、ゲーム理論、ナッシュ均衡、囚人のジレンマ、価格カルテル、自由貿易、保護貿易、労働転換、トリガー戦略、オークション、新規参入
(上から) 利得/囚人のジレンマ/設定価格と利益/相手の行動を読む
DVD カラー 約30分 400V038S
価格 40,000円+税 |