現在の世界の多くの国々は資本主義経済といわれる、自由な経済活動を展開し、売り手と買い手が出会い、モノやサービスを取引する市場型経済となっています。このシステムでは個人や企業は競争に直面し、人々の創意工夫や勤労意欲が促進され、経済に活力がもたらされると期待されます。市場経済では、需要が供給を上回ると市場価格は上昇し、逆に供給が需要を上回ると市場価格は下落します。また、個人や企業が私利私欲によって行動しても、価格調整メカニズムが働き、市場全体の需要と供給は均衡し、経済的秩序が維持されるのです。こうした予定調和的な市場メカニズムに対して、アダム・スミスは「神の見えざる手」が手招くものだと表現しました。このメカニズムによって決まる市場価格が、消費者と生産者双方の利益、つまり社会的余剰の源泉になるのです。市場メカニズム、パレート最適と社会的余剰などの市場経済の基礎事項を学び、消費税の影響や市場規制の非効率性などを需要曲線、供給曲線を分析しながら解明します。
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(上から) 市場/アイスクリームの価格と供給量/アダム・スミス/消費税による供給曲線のシフト
DVD カラー 約30分 400V032S
価格 40,000円+税 |