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これまでの経済学は合理的な人間を前提として発展してきました。しかし、現実の人間は必ずしも100%合理的とはいえません。ダイエットをしようと思っていてもつい間食してしまう、体に悪いから禁煙しようと思っているのにやめられないなど、私たち人間はいたるところに非合理な側面を持っています。平均的(確率的)には損をすることが明らかな宝くじの購入、乗客が多くまだ儲けられるのに仕事を切り上げてしまうタクシー運転手など、経済活動にも人間の限定合理性が紛れ込んでいます。こうした経済活動はなぜ引き起こされるのでしょうか? 将来見通しの曖昧さに起因する過度の割引傾向、希望的観測による楽観的行動、意思決定が枠組みや状況設定に依存してしまうフレーミング効果など、経済学における実験的手法によって解明が進んでいます。これまで学んできたミクロ経済学を踏まえて、人間の限定合理性を織り込み、より現実に合い「役に立つ」経済学の構築をめざす注目の行動経済学を学んでいきます。
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合理的人間、自制心、目標設定、危険回避、損失回避、エルスバーグのパラドクス、危険志向、アレのパラドクス、フレーミング効果、アジアの病気問題、コミットメント、クーリングオフ制度、R.セイラー、ナッジ
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(上から) エルスバーグのパラドクス/モーリス・アレ/アジアの病気問題
プログラム/売値と買値の実験
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DVD カラー 約30分 400V040S
価格 40,000円+税
*サンプルのため実際の製品より低画質にしてあります。
*本映像を事前の許可なく複製、放送、上映することを禁じます。
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