「お父さんの会社が不景気だから、お小遣いは据え置き。」大学生が景気を実感するのはこんな時ぐらいかもしれません。景気動向を見て雇用や投資を決める企業にとって、その判断は切実です。
エコノミストが、様々な景気循環理論や、景気指標を駆使して景気を予測するのは、それが企業の経営や、政府の政策判断に重要な影響を及ぼすからです。物価上昇が起きてインフレになった時には、それが、好調な消費が生んだデマンドプル・インフレなのか、原材料などの値上がりが生んだコストプッシュ・インフレなのかを判断しなければいけません。
また、デフレも、景気に与える影響が大きいため、その原因究明は重要です。資本主義では、経済活動は市場に任せるのが基本ですが、インフレやデフレが行き過ぎた時には、通貨の番人と呼ばれる日本銀行が、短期市場の金利に介入したり、マネーサプライの増減によって経済を正常な状態に戻す調整を行います。タクシーの運転手やコンビニの店員も景気ウォッチャーの重要な一員。景気を読み取る目を育てることも、経済学では重要なポイントです。
景気とその変動要因/景気の予測/物価と金利の影響/日本銀行の金融政策
(上から) ジュグラー/景気ウオッチャー/在庫循環図/日銀の金融政策
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