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経済活動を担っている主体は家計、企業、政府の3つ、その個々の活動を詳細に分析するのがミクロ経済学です。その中で、消費という経済活動の中心となっているのが家計。その消費もただ漫然と行われる訳ではなく、経済学では効用、すなわち商品を購入することによって得られる満足が最大となるように行動すると考えます。例えば、父親が楽しみにしている晩酌のビールと発泡酒。限られた予算の中でそれぞれの本数をどうするのが最も効用が高いかという選択がなされます。その答えは、「無差別曲線」と呼ばれるビールと発泡酒の効用が最大になる組み合わせと、「予算線」と呼ばれる、限られた予算内のビールの本数と発泡酒の本数の組み合わせから導くことができます。また、限られた給料からどれだけ消費に回し、どれだけ貯蓄に回すかという選択の場合の答えも、貯蓄を将来の消費に置き換えることで、現在の消費と将来の消費の2つの組み合わせによる無差別曲線から導くことができます。普段は感覚で行っている商品の組み合わせや、消費と貯蓄の組み合わせも、きちんと理論で証明することが経済学では重要になるのです。
家計の目的/無差別曲線と予算線/消費と貯蓄のバランス/所得の増加と消費
(上から) ビールと発泡酒,どちらを選ぶ/効用の最大化(無差別曲線・予算線)/家計簿/限界効用逓減の法則
DVD カラー 約30分 価格 40,000円+税
DVD: 400V003S |