欲しい物を見つけたらお金を支払って手に入れる、子供の頃から誰もが実践してきたことです。では、欲しい物が買えるのなら、商店街で発行している地域通貨もお金、金融論でいう貨幣といえるのでしょうか。誕生した大昔から、貨幣には交換の媒介、価値の尺度、価値の保蔵といった基本機能が備わり、その利便性により洋の東西を問わず広く普及しました。さらに時代を経て、紙幣が誕生するにいたって、貨幣は誰もがそれを商品との交換に応じるという一般的受容性や、法律に基づき、表示された数値通りの価値を持たせる強制通用力が備わり、現代にも使われる貨幣となったのです。また、金融論の視点から貨幣についてもう一つ注意すべきは、商品・サービスとの交換、すなわち実体経済で不可欠であるだけでなく、決済や、資金調達、資金運用など、実体経済がきちんと回るための潤滑油の役割を果たしながら流通していることです。この貨幣の流通は、物価の上昇と下落、すなわちインフレ・デフレにも影響を及ぼすため、金融に関わる関係者が注意深く観察している重要なポイントです。貨幣の歴史、機能、循環の仕組み、貨幣数量説、マネーストックなどについて学びます。
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(上から) エレクトロン貨/I.フィッシャー/価格革命/貨幣数量説
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価格 40,000円+税 |