2002年に本格化された欧州統一通貨《ユーロ》の導入は、当初こそ世界から多くの期待が寄せられましたが、経済力の格差を残したままの通貨統一による問題が次第に露呈し、ギリシャの債務危機という金融危機にまで発展しています。そのわずか前には、サブプライムローンに端を発するアメリカ発のリーマンショックが、世界経済を大混乱に陥れました。このように近代に突入して以降、世界は数々の金融危機、それを起因とする恐慌に見舞われ、社会は大きな影響を受けてきたのです。1990年代に起きた日本のバブル崩壊も然り。そうした金融危機の背景にある共通項に注目し、危機回避の視点からその要因を探ります。例えば大きな金融危機には、空間や時間を超えて危機の連鎖が生じ、リーマンショックとバブル経済崩壊には、過剰な投資、リスクテイクという共通項が見られます。何故、世界は同じ失敗を繰り返すのでしょうか、失敗を糧にした新しい金融秩序の構築のために、世界はどのように協調していこうとしているのでしょうか。日米欧で発生した金融危機を検証し、プレゼン形式を使いながら、金融危機と金融秩序について考えていきます。
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(上から) Too Big To Fail/CDS /EU首脳会議2010/ナシム・ニコラス・タレブ「ブラック・スワン理論」
DVD カラー 約35分 (DVD)400V030S
価格 40,000円+税 |