トヨタとホンダ。どちらが好みかは意見が分かれるところですが、両者には、デザインにも価格にも、大きな違いがあります。何故でしょう。それぞれの企業では、競争戦略が明確に異なるからです。何故、このような競争戦略が企業の重要なテーマとなったのか。
例えば、かつての日本の銀行における護送船団方式のように、業界全体を保護するような方策のもとでは、競争など必要はありません。しかし、消費者の利益を第一に考えると、そのような方策が取られることは問題です。企業は、様々な競争戦略を練りながら、市場での勝ち残りのために努力をします。その中から消費者にとって、より望ましい商品やサービスが生まれるのです。例えば、競争戦略の立案法の一つであるポジショニングアプローチでは、企業を取り巻く外部環境と、企業の強みを考慮しながら、様々な戦略が取られます。その中からトヨタは「コストリーダーシップ戦略」を、ホンダは「差異化戦略」を取りました。それが、両者のデザインと価格の違いを生んでいるのです。
M.ポーターの競争戦略論をはじめ、ポジショニングアプローチや資源アプローチなど、企業の競争戦略がどのようにして生まれるかを紹介します。
競争戦略、企業戦略、事業戦略、ポジショニングアプローチ、資源アプローチ、
SCPモデル、ファイブフォース分析、コストリーダーシップ戦略、差異化戦略、集中戦略、リソース・ベースト・ビュー、VRIOフレームワーク、コア・コンピタンス、プロセス型戦略、学習アプローチ
トヨタ、ホンダ、ポルシェ、キャノン
M.ポーター、本田宗一郎、B.ワーナーフェルト、J.バーニー、H.ミンツバーグ
(上から) M.ポーター/コストリーダーシップ戦略/差異化戦略 ホンダと本田宗一郎/集中戦略 ポルシェ
DVD カラー 33分 (DVD) 400V016S
価格 各巻 40,000円+税
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