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P.F.ドラッカーは、数多くの著作や発言が大きな影響力を持った20世紀の知の巨人です。経営コンサルタントとしてGMに関わり、そこでの研究を基に著した《企業とは何か》の中で、企業には「新しいマネジメント」「従業員政策」「企業の社会的責任」の三つが重要であると主張しています。残念ながら、当時のGMの会長A.P.スローンはそれを受け入れず、それが今日のGMの経営破綻に、何らかの影響を与えていることは多くの識者が指摘するところです。
オープンシステムである企業は、環境の変化の中で、企業統治の構築など新たな経営課題に取り組まなければならないこと。《労働の人間化》という新しい労働者観が生まれる中で、経営者感覚を持った従業員を育てる政策が重要であること。「企業は他者との関係の中で存在が問われる」という前提に立つ企業は、社会に対して責任があり、その利益が社会の利益と一致していなければならないこと。これがドラッカーの主張です。
奇しくもそれは、現代の企業経営者が問われている課題でもあります。21世紀の時代の中で求められる経営とは何か。企業統治や、最新の従業員政策、企業の社会的責任について解説します。
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『企業とは何か』、所有と経営の分離、コンプライアンス、コーポレートガバナンス、オープンシステム、従業員政策、労働の人間化、カイゼン、企業の社会的責任、危機管理、タイレノール毒物混入事件、OUR
CREDO(わが信条)、サスティナブル(持続可能な経営)
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GM、ボルボ、ブリジストンケミテック、トヨタ、ジョンソン エンド ジョンソン
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P.ドラッカー、A.スローン、松下幸之助、F.テーラー、E.メイヨー、J.ロックフェラー
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(上から) ジョンソン エンド ジョンソン タイレノール事件/P.ドラッカー/ボルボ社の脱ベルトコンベア工場/松下幸之助 「企業は国の共有物である」
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DVD カラー 35分 (DVD) 400V020S
価格 各巻 40,000円+税
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