「2人以上の人間が、共通の目的のもとに協働する」それが組織の定義と言われています。従って、学校、サークルなど、そうした性格を持つグループには全て組織が存在します。もちろん、企業においても存在します。そこでは存在するだけでなく、企業の経営、マネジメント(管理)とも密接な関係を持ち、近代企業が成立した早くから、様々な管理の手法や、組織形態が生まれてきました。
経営学の父と呼ばれたF.W.テーラーが提唱した科学的管理法や組織論は、誕生間もないフォード自動車の経営に生かされています。そのフォードに変わって業界のトップに躍り出たGMも、その成長の裏には、事業部制と呼ばれる斬新な組織形態があったのです。
このように、アメリカにおいて科学的なマネジメントの理論が発展していく一方、同じ時期、ヨーロッパでもフランスのJ.H.ファヨールが、近代企業をモデルに
、経営についての検証を重ね、「分業」や「権限と責任」など、今日の経営に通じる管理論を提唱し、近代管理学の父と呼ばれました。科学的な検証に基づいた管理論(マネジメント)の誕生です。
科学的管理法、組織的怠業、単純出来高払い賃金、課業、差異化出来高賃金、時間研究と動作研究、ライン・アンド・スタッフ組織、T型フォード、移動組立法、職能別組織、フルライン政策、事業部制組織、管理原則、管理過程、
管理サイクル、古典組織論
フォード、GM
F.テーラー、H.フォード、A.スローン、J.ファヨール
(上から) A.スローンを取材/F.テーラーとH.ファヨール/フォード社の組織(1910年代半ば)/組織的怠業
DVD カラー 38分 (DVD) 400V012S
価格 各巻 40,000円+税
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