学校や家庭や社会生活の様々な場面で、とっさにどのような言葉を使ったらいいのか迷うことがあります。円滑なコミュニケーションのためには場面や相手に応じた言葉を選ぶことが大切です。挨拶の言葉の使い分けの事例から始まり、中学生が友人宅に電話を掛けたり、改まった手紙を書いたりする事例、友人に謝罪する事例、教室での短いスピーチの事例などを通して、言葉を選んで使うことの大切さを示し、それぞれの具体的な方法を紹介します。
・友達の父親と電話で話す場合
・改まった手紙を書く場合
・友達に謝罪する場合
・スピーチ 他
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<“友達の父親と電話で話す場合”のシーンより>
「ケースケ? オレ。オレだってば、オレ。」
「もしもし、ご用件は?」
「あ、あの、ボク、お友達の、友達の田中ですが、ええと、あいつ、ケースケベエ、じゃなくて…、三中の同級生で、ええと…。」
「慶介ならば、今、出かけています。」
「あ、あの、それじゃあ、時間的には、ええと、夜的には、帰るって言うか、その…。」 ・・・・・・
皆さんは、この田中君の電話のかけ方を、どう思いますか。
スタジオの3人は、どう感じたでしょうか。・・・・・・
「・・・・・・友達ならば、いつもの言葉遣いでいいでしょうが、家族の人には、そうはいきません。」
さて、ここからは、電話をかけた田中君本人にも参加してもらいましょう。 田中君、スタジオからは、家族の人が電話に出たときのためにもっと言葉を考えておいたほうがよかった、という意見が出ました。その意見に対しては、どうですか。・・・・・・ |
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