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社 会 |
現代日本の形成過程 |
現代日本の形成過程
各巻セット 30,000円+税 |
真の国際協調時代を迎え、現在、日本の近・現代史を検証する。
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タイトル |
価格 |
対象学年・監修者・出演者 |
内 容 |
(27)鉄道 ―目に見える近代化― 〈丸善出版作品〉 (DVD)SMA147D |
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明治政府は近代化を推進するためにまず鉄道の導入を考えた。富国強兵の政策の実現のためにも大量に人と物を移送できる鉄道は是非とも必要であった。明治2年には、「鉄道建設の建議書」が出され、明治5年には早くも新橋〜横浜間を、明治天皇を乗せたお召し列車が走ることになる。以後、井上勝鉄道頭の指揮のもとに鉄道建設は急ピッチで進められ、明治22年7月には、東海道本線が全通する。['94] |
(28)道路 ―ぬかるみから高速道路まで― 〈丸善出版作品〉 (DVD)SMA148D |
カラー |
企画・構成: |
明治維新によってあらゆる面での近代化が一斉に進められてゆく。しかし鉄道が運輸交通手段として、シンボリックな意味あいを持ち、華やかなスポットライトを浴びたのに対して、道路は技術革新のモチベーションを持たなかったため、当初は江戸時代と変わらぬ状態であった。しかし、産業の発達に伴い物資や人の輸送・運行が飛躍的に増加し、道路整備の必要性が求められるようになる。['94] |
(29)小学校
〈丸善出版作品〉 |
カラー |
企画・構成: |
わが国の小学校教育は1872年の学制頒布に始まる。さらに1886年、小学校令が頒布され、義務教育としての初等教育が開始された。もっとも、それ以前、江戸時代にも寺子屋があり、初等教育施設の基盤はすでに確立していたといってよい。ただし、寺子屋は私塾であった点が、後の小学校とは異なる。政府がいち早く教育問題に手を付けたのは、人材育成が国家の礎となると考えたからである。['94] |
(30)住宅
〈丸善出版作品〉 |
カラー |
企画・構成: 御厨貴(東京都立大学法学部教授) |
明治維新による近代化は、鉄道・治水・工場・学校などの各種インフラストラクチュアの整備を推進することになった。しかし、富国強兵の国是に象徴されるように、国民の生活、とりわけ衣・食・住ということでいえば、住宅に関してはもっとも遅れて取り組まれたといわざるを得ない。わが国における本格的な住宅開発が起こったのは、明治も終わり大正時代に入ってからのことであった。['94] |
(31)東京
〈丸善出版作品〉 |
カラー |
企画・構成: 御厨貴(東京都立大学法学部教授) |
後藤新平の「8億円計画」と「帝都復興計画」はどの様に立案され実行されたのか。また戦後の民主化された地方選挙体制の下で行われた都知事選で当選した保守系の安井誠一朗が担った戦後復興はどのように行われたのか、その成果と、それが生み出した諸問題を分析する。さらに、東京オリンピック時の東龍太郎、初の革新都政を実現した美濃部亮吉、マイタウン東京構想の鈴木俊一らの都政をみていく。['94] |
(32)国土開発
〈丸善出版作品〉 |
カラー |
企画・構成: 御厨貴(東京都立大学法学部教授) |
国土開発は、その時代毎に異なった意味を持つ。例えば、昭和初期から10年台にかけてのそれは、植民地経営のための産業基盤の整備を意味したし、昭和20年代は戦災からの復興と自然災害からの対応が急務となり復興に必要なエネルギー確保のため、日本各地で電源開発が急がれた。高度成長期に入ると昭和37年、池田内閣は、国土総合開発計画法に基づく全国総合開発計画をスタートさせた。['94] |
(33)官僚
〈丸善出版作品〉 |
カラー |
企画・構成: 御厨貴(東京都立大学法学部教授) |
昭和12年7月。日中戦争が勃発した。6月に成立したばかりの第一次近衛内閣は戦争拡大を望まなかったにもかかわらず、戦火は中国全土に広がった。以後展開される戦時体制において産業界の統制に腕を振るうことになるのが、近衛内閣に商工大臣として入閣した商工省出身の吉野信次と、当時満州に渡っていた商工官僚岸信介ら革新官僚と呼ばれた当時の若手官僚であった。['94] |
(34)戦後政党史
〈丸善出版作品〉 |
カラー |
企画・構成: 御厨貴(東京都立大学法学部教授) |
太平洋戦争終了直後から新しい政党結成を目指す動きは急速に活発化し、昭和21年4月の総選挙までに全国に364にも及ぶ政党が結成された。中でも戦時体制下、大政翼賛会、翼賛政治会、大日本政治会という議会の主流に抵抗し、少数ながら反対派としての姿勢を貫いた旧政友会の鳩山らは日本自由党を、旧社会大衆党は日本社会党を結成する。['94] |
(35)スキャンダルと政治
〈丸善出版作品〉 |
カラー |
企画・構成: 御厨貴(東京都立大学法学部教授) |
明治・大正時代より、政界と財界との癒着は、しばしば問題とされてきた。山縣有朋や井上馨等も議会で追求されたことがあったが、それによって政府が倒れるという事態には至らなかった。やがて昭和に入り、内閣を揺るがす大事件にまで発展したのは、五・一五事件後の斉藤内閣における帝人事件であった。戦後は芦田均逮捕に至った昭和電工事件、吉田内閣をゆさぶる造船疑獄が起こる。['94] |
(36)自民党政権
〈丸善出版作品〉 |
カラー |
企画・構成: 御厨貴(東京都立大学法学部教授) |
昭和31年12月、自由民主党初代総裁鳩山一郎は、念願の日ソ国交回復の達成を花道に政界を引退した。鳩山の後継者となった石橋湛山は病に倒れ、岸信介が総理総裁の地位につく。岸内閣は、親米的政策に転換。日米新時代をうたい防衛力の強化などを打ち出した。55年体制といわれる時代を駆け抜けた首相たちと、その政権を描出する。['94] |
(37)イベント
〈丸善出版作品〉 |
カラー |
企画・構成: 御厨貴(東京都立大学法学部教授) |
日本が、組織された近代的博覧会と最初に出会うのは1862年にロンドンで開催された万国博覧会であった。時は江戸時代末期にあたり、国家としての参加はしなかったものの、福沢諭吉等の視察団が会場を訪れ、西洋文明の成熟と博覧会の意義にふれた。1877年には富国強兵の下、内国勧業博覧会が開催され、以後その性格を変えながら、さまざまな博覧会やイベントが行われるようになる。['94] |
(38)天皇と皇室
〈丸善出版作品〉 |
カラー |
企画・構成: 御厨貴(東京都立大学法学部教授) |
1989年1月。20世紀を生きる日本人の心に大きな影響を与え続けた昭和天皇が崩御した。明治維新から第二次大戦の敗戦まで、天皇と皇室は近代国家としての、大日本帝国の発展の象徴であり、敗戦後は国民統合の象徴となった。日本にとっても、また皇室にとっても激動の時代となった昭和という時代。国家と国民に多大な影響を与えた天皇の足跡を大正、昭和を通してたどる。['94] |
(39)警察
〈丸善出版作品〉 |
カラー |
企画・構成: 御厨貴(東京都立大学法学部教授) |
太平洋戦争が終結し、連合軍による占領が始まり、いわゆる民主化が各方面で推進され始める。民主化の対象には警察制度も含まれた。すなわち警察は内務省の管轄から分離、警察庁という機関のもと、中央の国家警察と各県単位の地方警察に区分された。当時の言葉で言う「民主警察」の誕生である。主に戦後の事件史に沿って、警察の歴史を追う。['94] |
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