子どもたちの主体的な言葉の学びのために
水戸部 修治(文部科学省初等中等教育局教育課程課
教科調査官)
今、社会は高度情報化やグローバル化など、急速な変化の中にあります。こうした状況の中では、文章を理解したり、型にはまったスピーチをしたりすることにとどまらず、自ら情報を求めて読みを交流し発信したり、対話や協議を通して課題を解決したりする国語の能力を育てることが一層重要になります。そこで大切になるのが、言語活動を、単元を貫いて位置付け、子ども自身が見通しや相手意識・目的意識をもてるようにすることです。
その際、子どもたちが具体的な学習のイメージをもてるようにすることが重要なポイントになります。本シリーズは、映像だからこそ伝えられる特徴を発揮してそうしたイメージをもちやすくしてくれます。特に、本の紹介や推薦といった今後一層指導の改善が求められる言語活動について、具体的なステップや留意点を示しています。子どもたちの主体的な言葉の学びのために、是非本シリーズを活用した授業改善にチャレンジしてみましょう。
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