全2巻セット価格 各巻25,000円+税 |
誰にとっても「死」は避けて通れない問題である。にもかかわらず、近代社会は「死」を直視せずに隠蔽し、生のみを絶対とする価値観をうち立ててきた。しかし、「本当の幸せとは何か」が問い直されている現在、われわれが近代化の名のもとに切り捨ててきた「死」への取り組みの知恵を、一見まだ近代化が遅れているとみられがちな社会から学びなおすことはできないだろうか。『死生観の人類学』(全2巻)では、死を見つめ、死を体験することの重要性を、世界各地の映像を紹介しつつ、わかりやすく解説します。 |
タイトル |
価格 |
対象学年・監修者・出演者 |
内 容 |
死生観の人類学 第1巻 死をみつめる
〈新宿スタジオ作品〉 |
カラー |
監修: |
死を隠したり否定したりせず、死をみつめ、肯定することにより、生もまた充実することを、タイのエイズ寺や死体博物館、ネパールの動物供犠、インドの「死を待つ人の家」、与論島の自宅死、沖縄の葬式、日本のホスピスやビハーラ運動などを通じて示し、「死」そのものをみつめるというQOD(クオリティ・オブ・デス)を提唱しています。 '00 |
死生観の人類学 第2巻 死を体験する
〈新宿スタジオ作品〉 |
カラー |
監修: |
死を否定せず祝ったり、死者との交流を重視したりする文化があることを、バリ島の葬儀や、沖縄・タイ・モンゴル・ペルーのシャーマンによる口寄せ・託宣・治療儀礼、およびその背後にある世界観を通して紹介しています。さらに、シャーマンたちの体験と臨死体験、幻覚性植物によるサイケデリック体験が類似していることを、超心理学の成果にも言及しながら指摘し、現代社会における死の体験の在り方とその意義について解説します。 '00 |