大 学

心理学

現代心理学  発達と支援 U 児童期〜高齢期

DVD

全10巻


 

人は、幼児期までに自力発達の基盤づくりを達成し、本来的にもつ発達能力を発揮しながら、老いて死を迎える瞬間まで発達を続けます。人間の一生の問題である発達は、過程によって様々な変奏が加えられるテーマでもあり、また、その成就には他者からの支援が不可欠になります。
本作品は、生涯発達過程に於ける児童期から高齢期までの発達の様相や特徴、支援の原理やあり方について最新の知見に基づく実験や観察、データなどを交えて紹介、解説する心理学映像教材です。

タイトル

価格

対象学年・
監修者・出演者

内 容

現代心理学 発達と支援 U 
児童期〜高齢期

I生涯発達における可塑性と自己制御
 

 

 




 

 

(DVD)600V070S

カラー
約30分
DVD
60,000円+税

 

監修:
田島信元
 (白百合女子大学)
指導:
鈴木 忠
(白百合女子大学)

内容
可塑性〜生涯発達心理学の中心概念〜/知能の可塑性の証明/発達の自己制御〜SOC理論〜/熟達化とSOC理論
解説

生涯発達心理学は、人間の発達が「自然に」おこるというより、外から働きかけられたり自ら変わろうとすることで、発達や加齢のしかたが変化すること=可塑性=を実証してきました。
例えば、知能の加齢変化の研究は、知能の低下がこれまでいわれてきたほど大きくない一方で、加齢に伴う個人差の拡大を明らかにしました。訓練をすれば高齢期でも知能が維持され、場合によっては向上さえすることが分ってきました。つまり加齢とともに拡大する個人差は、生まれつきのものというより、個人が自分の歳のとり方をいかに制御するかによるのであり、しようと思えば「じょうずに」できることでもあるのです(サクセスフルエイジ ング)。
ここでは、人間が実際にどのように「じょうずに」歳をとろうとしているかについてのSOC理論を紹介し、理想的な加齢の到達点としての英知と、その獲得に関係する人生回顧について解説します。生涯発達心理学は、発達の可塑性の大きさと性質を明らかにすることで、生涯を通じての支援がいかなるものであるべきかを考えるための基礎理論となっているのです。['13]