大 学

心理学

ビジュアル臨床心理学入門

DVD

全20巻

 

複雑化する現代社会。私たちは激しい競争社会のもと、孤独感や挫折感にさいなまれ、様々な心の問題に遭遇しています。ストレス、ひきこもり、中高年の自殺、災害被害者の負う心の傷...など、多くの人々が抱える心の問題は今日の社会全体の重要なテーマになっています。
こうした病める現代社会が必要とし、注目を集めているのが臨床心理学です。
臨床心理学(Clinical Psychology)は、心の問題や葛藤を持つ人々に対し、心理学的な知識や技法を用いて援助する実践学であり、その実践のための理論や技法を研究する学問です。
「ビジュアル臨床心理学入門」は、臨床心理学の基礎的な理論や知識を深め、その理解を容易にするためのビデオ教材です。臨床心理学の概念、具体的な技法や実践方法などを映像で分かりやすく解説・紹介することを通して、私たちの心に迫る映像作品となっています。
●企画・制作・著作:(株)サン・エデュケーショナル

タイトル

価格

対象学年・
監修者・出演者

内 容

ビジュアル臨床心理学入門

S 日本で生まれた心理療法

 

 

 

 

 

(DVD)600V020S

カラー
約 25分
DVD
60,000円+税

監修:松原達哉(立正大学教授)
指導:中村 敬(東京慈恵会医科大学助教授)

■内容
内観療法と森田療法・集中内観・神経症とは(強迫性障害/社会恐怖/パニック障害)・神経症のメカニズム「とらわれの機制」・不安に対する態度の変換「あるがまま」・入院療法と外来療法
■解説
日本で生まれた心理療法の代表的なものが、内観療法と森田療法です。ともに東洋的な考えを重視した心理療法です。内観療法は、過去から現在までの他者に対する自分の態度を時間を追って徹底的に調べる方法です。森田療法は、不安と欲望を人間が本来持っている心の両面と捉え、不安を排除しようとするのではなく、自然なものとして受け入れることが大切だとしました。そして、神経症の人がとらわれている悪循環を断ち切り、自然に沿った心のあり方を獲得することが、症状の改善はもちろん、自己を生かすことにつながるとする療法です。
ここでは森田療法を中心に、その理論と具体的な治療手順を体験者のインタビューなどを交えながら解説します。['06]