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内 容

「実験音声学入門」

AB-3004

書籍
A5判
196頁

3,000円+税

著者:城生佰太郎
(筑波大学名誉教授・文教大学教授)

音声学は、17世紀中ごろにイギリスで成立した学問で、人類の自然言語音に特化した経験科学です。舞台俳優やテレビ、ラジオのアナウンサー、講師、インストラクター、コメンテーターなど、話しことばを生業とする人たちにとって不可欠な実学的側面はもとより、ことばの発音に障害を持つ「構音障害」の患者さんたちのリハビリや、英語をはじめとする外国語教育にも欠かせません。また、今日では大学や高校の入試でも英語や国語のヒヤリングテストが一部で実施されるようになっているなど、音声学に対する社会的ニーズは益々高まっています。 
音声学の第一人者である城生佰太郎博士が、先端の脳科学についても触れつつ、この音声言語の真髄について実証的に説いたのが本書です。「実験音声学」という分野は、いわゆる文系に属しますので、理系のような難しい数式などはいっさい出てきません。パソコンが普及した現在は、簡単にできるやさしい実験によって構成されていますので、どなたにでも楽に接することが出来ます。まさに時代的ニーズにお応えできる、タイムリーな内容となっております。
2005年改訂版 国際音声記号採用
内容(目次より)
第1章 序論―実験音声学とは
 1.学史的位置づけ  
 2.実験音声学と音声科学
第2章 音響実験  
 1.ディジタル音声処理の基礎  
 2.母音の音響音声学的解析  
 3.子音の音響音声学的解析  
 4.アクセントの音響音声学的解析  
 5.音節とモーラ 
第3章 生理実験  
 1.electro palatography(EPG)を用いた実験       2.phono-laryngograph(PLG)を用いた実験  
 3.flow-nasalitygraph(FNG)を用いた実験
第4章 脳波実験  
 1.脳波の基礎  
 2.日本語のアクセント認知
['08]

日本語音声科学

AB-3003

(在庫終了)


書籍
A5版
196頁

3,000円+税

城生佰太郎 著
(筑波大学名誉教授・文教大学教授)

今日、音声学はパソコンの普及と比較的安価で扱いやすいソフトの供給によって、ますますその奥行き幅を広げつつある。
そのような、音声学を取り巻く研究環境の変化に照らして、これに見合った概説書として本書では、可能な限りの実験観察を行い、その元データも掲載することによって、音声学が単なる主観的記述に基づく技術論なのではなく、客観的なデータに裏打ちされた、れっきとした独立科学であることを解説。音声学を学ぶ学生、研究者を対象とした最適の書である。
■科学としての音声学が目指す先端研究の一端として、事象関連電位を用いた脳波実験に基ずくアクセントの認知に関する所見などについても言及。
■母語である日本語を中心に据えた、今日的レベルの音声科学の概説書。
■本書における音声記号は、原則として最新版の1993年改訂・1996年修正版による国際音声記号を採用。
■附属
CD-ROM
「日本語音声科学」
別売

'98

 

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