音声の実験分析場面を紹介する!
DVD 「実験音声学」 全3巻
監修・解説
 城生佰太郎 (筑波大学名誉教授・文教大学教授)
音声学は、常に、実験による観察が不可欠。実験研究の場で利用されている5種類の実験機器をとりあげて、
その実際の分析場面を収録。

 音声学を、頭の中だけで研究してはならない。常に、実験による観察が不可欠だからである。まさにこの学問が、実証科学たるゆえんです。しかしながら、実験観察を行なうためには、それ相応の装置と技術、それに若干のセンスが要求されます。ここが、本と鉛筆さえあれば研究が始められるという、いわゆる「文科系の学問」とは、著しく様子が異なるところであり、人を容易に近付けなくしている、一つの大きな要因ともなっています。
 DVD「実験音声学」では、実験研究の現場で、良く利用されている5種類の実験機器を取り上げて、その実際の分析場面を紹介、解説します。大学等の研究機関はもとより、器材に恵まれる機会が少ない、個人の研究者や学生諸氏にもご活用いただけます。
 

2005年改訂版 国際音声記号採用
対象:大学・一般
DVD  カラー  STEREO  上巻約51分・中巻約42分・下巻約57分
価格:各巻 18,000円+税 18V0003S〜0005S
*1991年VHSで発売した作品を再編集してDVD化しています。
 

   

監修・解説者紹介:城生佰太郎(じょうお・はくたろう)
1946年生まれ、東京都出身/1971年東京外国語大学大学院、アジア第1言語専攻修了、東京学芸大学専任講師、筑波大学専任講師、同 准教授、教授を経て、現在、文教大学文学部教授。


DVDでは、サウンド・スペクトログラフによる音響分析をはじめ、フロー・ネィザリティグラフを用いた「サバ」と「サンマ」などの鼻音化現象を解析、エレクトロ・パラトグラフィーを用いた「ta」と「da」の調音時における舌―口蓋の接触状況の実時間における分析等、機器を使用した実験場面を収録しました。
時々刻々と変化し、瞬時として同一の状態を持続しない音声現象を、ありのままに記録し分析を行なった、非常に興味深い内容となっています。実験装置を持たない人でも簡単に実験に関する知識やノウハウを知ることができます。

各巻内容
実験音声学 (上) 約51分 18V0003S
サウンド・スペクトログラフ
日本語の5母音の分析/韓国語の母音/英語の母音/母音と接近音、わたり音(日本語、韓国語)/
rの音(日本語のラ行子音、韓国語のr)/破擦音/母音の無性化//閉鎖音
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実験音声学 (中) 約42分 18V0004S
ヴィジ・ピッチ
アクセント(日本語、中国語、韓国語)/音節の頂点
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実験音声学 (下)約57分 18V0005S
エレクトロ・パラトグラフィー

歯音および歯茎音(日本語、韓国語の平音・激音・濃音、日本語のラ行子音、日本語ラ行音「」と
韓国語の「」との比較)/そり舌音/硬口蓋音/軟口蓋音

フォノ・ラリンゴグラフ
アクセントの呼気流量/子音のタイプと呼気流量(韓国語の平音・激音・濃音、日本語の有声音・無声音、
中国語の帯気音・無気音)

フロー・ネィザリティグラフ
調音点による鼻音の違い(日本語、韓国語)/鼻音の同化(日本語、韓国語)

収録映像より


実験音声学(上) 日本語の5母音の分析


実験音声学(中) オクセント「鼻・花」


実験音声学(下) フォノ・ラリンゴグラフの実験

 


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