いのちと向き合う がんを学ぼう DVD全3巻 

 

いのちと向き合う がんを学ぼう

  〈DVD 全3巻〉

監修 : 植田誠治(聖心女子大学教授)

各巻タイトル
 ① がんってなんだろう? 
② がんを通して《命》を考える 
③ がんと共に生きる社会

 


 

がんを通していのちの大切さを考える映像教材


 
学校におけるがん教育は、2012年の第2期がん対策基本計画から盛り込まれ、2020年度に小学校、21年度中学校、22年度に高校でがん教育を本格実施することが明示されました。保健体育のほか、道徳、特別活動、総合学習などで扱うことが想定されています。目標として「がんの予防、早期発見・検診などへの正しい知識を身につける」「がんと向き合う人々と触れ合うことを通じて自他の健康と命の大切さ、生き方を考える」などとしています。
  本シリーズでは、がんについての正しい理解と共感的な理解を深めることを通して、自他の健康といのちの大切さを学んでいきます。がんとはどのような病気なのか、早期発見とがん検診、がんの治療法、がん患者への理解について学び、共に生きる社会づくりに寄与する資質や能力の育成を図り、また、がんを通していのちの大切さを考える映像教材です。

 

文部科学省選定

DVD カラー  各巻約20分 
主な対象 : 小学校高学年・中学校・高校  
教科 : 保健・道徳・特別活動・総合的な学習の時間
バリアフリー字幕版選択可

価格 : 各巻18,000円+税  (学校、公共図書館向け) 
   各巻36,000円+税 (視聴覚ライブラリー向け)

 



   がん検診をご存知でしょうか? そしてそのがん検診はどんな人が受けていると思いますか?
 がんは現代日本においては非常に身近な病気であり、一人ひとりががんに対して正しい知識を持ち、対峙していくことが求められています。
 この巻ではがん研究センターに取材し、専門家の話を聞き、がんを取り巻く社会の状況、海外との比較も交えながら、様々な観点からがんの基礎知識を学びます。また、普段は見ることのできない実際のがん検診の場面も収録し、児童生徒たちのがん検診の必要性への意識を高めます。(約18分)

    身近な人ががんにかかることは誰にでもあり得ることであり、また、自身ががんにかかることもあるかもしれません。家族ががんになったとき、あなたはどのように接することが出来るでしょうか。自分ががんにかかったとき、あなたは何を思い、どう行動していくでしょうか。
 この巻では小児がん当事者とその家族の声を聞き、児童生徒たちに「いのち」についての問いを投げかけます。映像を視聴した後に本テーマについて考え、議論することで、児童生徒たちが「いのち」の大切さを感じ、肯定的、能動的に生きていくための多くのヒントを得ることが出来ます。(約25分)

    近年はがん闘病を公表して社会で活躍する人が増えてきています。がんは重大な病気ではありますが、必ずしも命に関わるわけではありません。2人に1人ががんになる現代において、今必要とされているのは、がんと共に生きていける社会であり、そのためには、正しい知識を身につけるだけではなく、病気に対する差別や偏見を払拭していくことも重要です。実際にがんと闘いながら社会生活を送る当事者の方の声に耳を傾け、そうした社会を作るために何が必要かを考えます。また、国のがん対策や、学校教育におけるがん教育の取組についても紹介します。(約18分)

 

  

   


監修 : 植田誠治(聖心女子大学教授)




「がん教育の目標からぶれることなく構成された映像教材」

  「みなさん、みなさんは本当の幸せって何だと思いますか。実は、幸せが私たちの一番身近にある事を、病気になったおかげで知ることができました。それは、地位でも、名誉でも、お金でもなく、『今、生きている』という事なんです」
 これは本DVDの第2巻に収められている猿渡 瞳さん(当時中学2年生)の作文の一部です。瞳さんは小児がんという病気と真正面から向き合い戦いました。その様子がお母様から紹介されます。私たちは、いのちの大切さ、生きる意味など様々なメッセージを瞳さんから受け取ることができます。
 学校におけるがん教育が推進されてきています。そこでの目標は二つあります。ひとつは、がんについて正しく理解できるようにすること-がんが身近な病気であることや、がんの予防、早期発見・検診について関心を持ち、正しい知識を身に付け、適切な対処について理解できるようにすることです。もうひとつは、いのちの大切さについて考える態度を育成すること-がんについて学ぶことや、がんと向き合う人々を通じて、自他のいのちの大切さを知り、自己のあり方や生き方を考える態度を育成することです。
 この映像教材は、これら二つの目標から全くぶれることなく構成されています。
 がんの基本的な知識と最新の情報がわかりやすく解説されるとともに、普段みることのできないがん検診の様子などが映像を通して紹介されています。また、小児がん、大腸がんの経験者そして家族の生の声を通して、いのちの大切さはもちろん、がんとともに生きる社会のあり方を深く考えることができます。小学校、中学校、高等学校はもとより、教育・医療・福祉などの専門家を養成する教育機関でも利用いただきたいと考えています。

 

 

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