映像で学ぶ ジェンダー入門 DVD 全5巻

(450V001S〜450V005S)

DVD 各巻約30分

【価格】
各巻45,000円+税 (全5巻 225,000円+税)

【対象】
 大学、各教育機関

【教科】
 社会学、教育学、看護学等

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身の回りの出来事を手がかりにジェンダーについて考える」

加藤 秀一
(明治学院大学教授)

   この社会では、誰もが生まれ落ちた瞬間から「女」か「男」のいずれかの性別を割り振られ、それぞれに異なる地位や生き方を求められます。このように私たち一人ひとりの人生を枠づける「男らしさ」「女らしさ」の規範や、それを支える「男とはこういうもの」「女とはこういうもの」という思い込みを「ジェンダー」(gender)と呼びます。ジェンダーとは、人間以外の動植物にもみられる雄/雌の違い(セックス)とは次元の違う、男女の社会的な分類を表す言葉です。
  もしもそれがすべての人々を幸福にする分類であったなら、ジェンダーがこれほどの社会問題になることはなかったでしょう。しかし現実には、ジェンダーは女性に対する差別や暴力と結びつくと同時に、男性たちの生き方の幅をも狭めているのです。各国における男女間のさまざまな格差を示す「ジェンダー・ギャップ指数」(世界経済フォーラム発表)のランキングをみると、日本は女性議員の少なさや女性の低賃金・非正規雇用などの要因によって、低い順位に甘んじています。女性に対する性暴力やDVが軽く見られ、被害者の救済が不十分にとどまっている現状もあります。
  これらに対して、企業や国に対して女性の雇用条件を改善させるための運動や、性暴力の被害に遭った女性への連帯を示す「#MeToo」運動などのフェミニズム運動が、改めて何度目かの盛り上がりを見せています。また、そのうねりと並んで、「LGBT」(同性愛者・両性愛者・トランスジェンダー)などの性的マイノリティの人々による反差別・権利獲得のための活動も、確実に社会を変えつつあります。
  こうした世界の「今」の動きを理解するために、まずは身の回りの出来事を手がかりに学び始めてみること――これがこの映像教材のねらいです。ここに収められた題材は、ジェンダーをめぐる広範な問題群のごく一部に過ぎませんが、この社会に生きる人であれば誰もがどこかで直面したり触れたりするような、身近なものばかりです。この教材の内容をめぐって友人たちと議論し、あるいは教員の解説をよく聴くことで、今まで見えにくかったジェンダーへの視野が必ず開けてくるはずです。

 



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