アニメ古典文学館 『徒然草』
アニメーションを利用し、古典の中でも、長文の読解に親しみを持たせられるように構成されている。
特に、古語(原文)と現代語(解説)の同居には、すがすがしい調和を感じさせる。
作品全体に、吉田兼好の考え方や無常観についての紹介が感じられ、徒然草の概要と時代背景が述べられている。
最終段の243段「八つになりし年」に始まり、序段「つれづれなるままに」で朗読を終えるという流れの中で、兼好自らの生い立ちについても、興味深く感心を持たせられるような配慮があり、兼好の人間性を簡潔に伝えている。
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